サッカーボールと散歩の保管庫


もったいないオランダ戦。教科書に載っている優等生のシュート

オランダ戦、もったいなかったですね。
対戦相手が変わっても、同じような感じで攻める日本。
相手にしっかり近付いているのが素晴らしかった。
相手がボールを持っているとき、相手に近付く。
このときの距離が近いと、相手は焦る。
相手がパスを受けるときに、相手に肘で触れるぐらいの距離にいると最高。

日本代表の、相手との距離が、強豪国の距離になってました。
相手が失敗するのを待つ(※1)」のではなく、相手に失敗させる(※2)」守備をする。
(※1)「相手が失敗する」とは、相手チームが、自分(敵)を味方と勘違いしパスをすること。
(※2)「相手に失敗させる」とは、プレッシャーをかけて相手のボールを奪いに行くこと。

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相手がパスをしても、日本のDF陣が飛び出してきてボールを奪いに行くのが、格好よかったですね。
オランダも日本に対して、攻撃的な守備をしていましたね。
強豪国がやるのは攻撃的な守備。

日本が点をとられるときは、日本の守備のミスではなく、相手国の攻撃 (攻撃的な守備)が成功したとき。
攻撃は、相手チームがボールを持っているときも続く。
これは、とても大切なこと。
試合中、ずっと攻撃が出来るからだ。
攻撃と守備の切り替えを気にする必要がなくなる。
試合中にすることは、2種類だけ。
攻撃(ボールを奪いに行く)か、もっと攻撃(奪ったボールで点を取りに行く)か。
自分達の攻撃のために、ボールを奪いにいく「攻撃的な守備」。

相手からボールを奪うことは攻撃だ。
相手がボールを持っていても、攻撃は出来る。
それを見せてくれた守備陣が素晴らしかった。
後ろから青のユニフォームが飛び出してくるのが、見ていて気持ちいいし、頼もしかった。

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攻撃の始まり(ボールを奪う)は出来ている。
攻撃の仕方(パスを繋ぐ)も出来ている。
後は、攻撃の最後(得点)が完成すれば、優勝を狙える。
もう少し欲を出すなら、攻撃の時間を増やしたい。

攻撃の時間は、自分達の考えを変えれば増やすことが出来る。
(ア)相手がボールを持っているときも、攻撃(ボールを奪いに行く)が出来る。
(イ)サッカーでやることは、攻撃(ボールを奪いに行く)か、もっと攻撃(奪ったボールで点を取りに行く)かだけ。

この2つを理解すれば、自然と得点も増える。

(ア)と(イ)を理解すると、相手のトラップが乱れたときや、相手のちょっとしたパスのずれにも反応でき、より得点しやすい機会を作れる。
良く聞く、「強豪国はちょっとしたミスも許してくれない」「強豪国は少ないチャンスをものにする」という言葉。

(ア)と(イ)を理解すると、間違った表現だと思うだろう。
ミスを許してくれないのではなく、相手がボールを持っていても「常にシュートを意識している」から、点を取れる。

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試合中に考えることが、攻撃か、もっと攻撃かだけなら、常にシュートを撃つ準備が出来るはず。
日本代表が「相手はミスをしない」と思い込んで、日本のチャンスに出来た場面を捨てていることがよくある。
これは、非常にもったいない。

「相手が失敗するのを待つ守備」だと、相手が失敗したときに反応が遅れる。
勝手に「相手は失敗しない」と思い込むからだ。
相手が強くなるほど、そう思い込むのが自然だ。
強い相手が失敗しても、急にチャンスが来るから、反応が出来ず得点に繋がらない。

もし、「相手に失敗させる守備」をしていたら、全く違ってくるだろう。
「相手に失敗させる守備」をしているから、自分の成功(いわゆる相手の失敗)に反応でき、シュートまで持っていける。

「強豪国はちょっとしたミスも許してくれない」のではなく、相手がボールを持っていても「大きなチャンスを自ら作りだせる」が正しい言い方だろう。

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「相手の失敗(トラップミスやパスミス)」がチャンスだとしたら、どうなるか。

相手の失敗をただ待つ守備の場合、相手が失敗するのを待つ。
当然、相手の失敗は急にやってくる。
そのため、チャンスを掴むのは難しい。
急な訪問客に慌てるように。

相手に失敗させる守備の場合、相手に圧力をかける。
相手は圧力に反応して、失敗するだろう。
チャンスが生まれたのは、自分の動きのためである。
自分で生み出したチャンスに、すでに反応しているはず。
事前に連絡があれば、迎えに行くことは簡単だ。

チャンスは必ず訪れる。
そのとき、どのような客にするか。
自分からボールに働きかけ、チャンスを迎えにいくのか。
それとも、急な訪問客にするのか。
ここが、優勝する国と、そうでない国の分かれ道だろう。

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どのような守備をしているか知るには、相手ゴールキーパーがDFへパスだす場面を見るといいでしょう。
※相手のパスに追いつけず、パスが繋がる場面が判断しやすい。
相手DFにプレッシャーをかけようと、選手が走っていきます。
相手DFが先にボール触ったあとの、日本代表の動きに注目。

このとき、少し距離(2、3メートル以上)があると最高。
相手にボールが繋がった瞬間(一回目のタッチ)までに、走るのを止める選手は「相手が失敗するのを待つ守備」
相手が一回ボールに触っても、急停止せず、かるく流しながら相手に向かうのが「攻撃的な守備」をする選手。

日本代表は、相手にボールが渡った瞬間、走るのを止めることが多い。
ブラジル代表は、相手がボールを先に触っても、ゆっくりと近付いてくる。
この小さな違いが、大きな違いを生み出します。

ロンドン五輪?だったと思いますが、日本代表がスペインに勝った試合ありましたよね。
あのときの日本代表は、プレッシャーをかけに行っても、相手が先にボールに触りそうになったら、走るのを止めていた。

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「パスカット」は狙っても、「相手のトラップミス」を狙うつもりは無かったのでしょう。
チャンスを迎えに行く大切さは、ブラジル代表を見ると、良く分かります。
相手が先にボールに触っても、短距離でゴールをした後のように、かるく流してから停止する。
相手がトラップミスをした場合、停止状態から急加速するよりも、かるく流す走りから全力を出す方が早く奪えるから。
完全に停止するのは、遠くの選手にボールを出されてからにしましょう。
これ大事。

「攻撃の最後(シュート)は、個人で磨ける」
シュートがゴールの上を飛んでいく。
このシュート、実は素晴らしいシュートです。
この記事のタイトルにある「優等生のシュート」です。

ボールの蹴り方を調べてみると、ゴールの上に飛んでいくシュートを推奨しています。
サッカーの上達法で調べても、指導者はゴール上に飛ばすシュートこそが正しいシュートだと思っているようだ。
不思議ですよね。
日本のサッカー指導では、枠の上にシュートを飛ばすのが正しいことになっているらしい。
点を取れない蹴り方が良いとされている。
これは、悲しいこと。

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サッカーが上手くなりたくて、一生懸命指導されるほど、シュートが上に飛ぶ。

足首を伸ばした状態でサッカーボールを蹴る絵

ボールの蹴り方を調べると、「足首を伸ばした状態でボールの下側を蹴る」とある。
少しでもボールを蹴る位置がずれると、ゴールの上に飛んでしまう。
無回転シュートを撃つのが難しい蹴り方。

芯をはずして蹴るより、ボールの芯を撃ち抜く蹴り方の方が、サッカーが上手くなる。
芯をはずす蹴り方を教える理由は分からない。

ボールの飛ぶ距離を気にする人に、芯をはずす蹴り方をすすめる人が多い気がする。
教えるのが楽なのか、それとも日本が強くなるのを邪魔したいからか。ちょっと良く分からない。

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大迫選手の得点、タイミングが素晴らしかったですね。
自分に来たボールをそのまま蹴る。
これが、どの相手からも点が取れるタイミング。

前ブログのシュートは「集中力の息継ぎ」のときに撃てに書いたタイミング。

本田選手の得点も、撃つタイミングが素晴らしい。
防ぐのが大変なシュート。

サッカーゴールの枠内、横、上を説明した絵

点を取れませんでしたが、素晴らしいシュートがたくさんありました。
枠内に飛ぶシュート(上図1)は、素晴らしいシュートの証。
ゴールの左右に外れるシュート(上図2)は、いいシュートの証。
ゴールの上に飛ぶシュート(上図3)は、優等生の証。
左右に外れるシュートが増えているのが、いい傾向。
後は、決まるまで撃ち続けるだけ。

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ロナウド選手(ブラジル)と同じ、素晴らしい動きをしていた選手がいましたね。
記録してないので自信がありませんが、たぶん岡崎選手だった気がする。
ボールを奪うときにフェイントをかけて奪っている感じでした。
更に上手くなっていく選手達を見ていると、楽しくなってきますね。

初期装備で戦う日本代表が、最強装備で戦うオランダ代表に勝ってもおかしくなかった。
良い意味で、日本人選手が恐ろしいですね。
そろそろ、日本人の身体能力の高さを活かす武器に変える時期でしょうね。
W杯優勝とは、最後のボスを倒すこと。
ラスボス攻略のために、伝説の武器を揃えたいですね。

「日本人の身体能力の高さを生かす」を「日本人の身体能力の高さを活かす」に修正。

「伝説の武器」は「伝説の武器を手に入れる旅」にあります。
2022/7/8

伝説の武器を手に入れるために旅に出る絵伝説の武器を手に入れる旅
伝説の武器を手に入れる旅に出ます

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カテゴリ スポーツ(サッカー等)

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