サッカーボールと散歩の保管庫


装備を整えるベラルーシ戦。パスを「もらう側が主役」になれば強くなる

点が欲しい。
もっとシュートが欲しかったですね。
点を取るにはシュートが必要。

新しいことを試しているのかな。
右側からの攻撃も。
サッカーの攻め方は、右から、左から、そして、真ん中から。
左は、結構前からあった。
真ん中と、右からの攻撃があれば、全部そろう。
まずは、右、左、真ん中を本番までに揃えることが最優先だろうか。

ブラジル代表の攻め方は、非常に簡単。
右、左、真ん中。
この中で一番、点が取れそうなところから攻める。
守る側は大変だ。

本番まで、もう少し。
左右、真ん中を揃えて、質を上げる。
今は、本番で使う物を集めている最中。
もう少し、待つ必要がありそうだ。

内田選手のシュート、素晴らしかった。
もっと、攻撃が欲しい。

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サッカーでは、「パスをもらう側が主役」です。
試合中、パスを出す側と、もらう側がいます。

どちらの動きにあわせるか?
正解は、「もらう側にあわせる」

パスをもらう側が主役。
パスを出す側が脇役。

サッカーでは、とても大事なことです。

よく、「もらう側が出す側の動きにあわせるべきだ」という人がいますね。
これは、良くない考え方。

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良くない理由
「(1)考え方として良くない」
「(2)教育上も良くない」
「(3)シュートが上達せず強くなれない」

理由(1)「考え方として良くない」
「ボールをもらう側」「ボールを出す側」という表現が、理解を難しくしている。
まずは、正しい言い方にしましょう。

「ボールをもらう側」「ボールをたくされる側」「頼まれる側」
「ボールを出す側」「ボールをたくす側」「頼む側」
「出す」と「もらう」だと、出す方が中心に感じますよね。
「出す側にあわせろ!」って思ってしまう。
しかし、「たくす側」「頼む側」と言うと、印象が変わりませんか?

人に何かを頼むとき、どちらが有利か?
頼む側は、偉そうにしないと思います。
断られて困るのは、頼む側ですからね。
「頼む側」「たくす側」は立場が不利であるから、控えめであることが多い。
既に予定が入っている等で、頼まれる側の都合が悪ければ、頼む日(実行してもらう日)を変える。
頼む側は、頼まれる側の都合にあわせることになる。(ア)

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「たくす側(頼む側)」と「たくされる側(頼まれる側)」、有利なのは「たくされる側(頼まれる側)」です。
「たくされる側(頼まれる側)」というのは、「ボールをもらう側」のこと。
(ア)をサッカー風に変えると「ボールをもらう側にあわせる」となります。

理由(2)「教育上も良くない」
サッカー選手を育てるとき、言うことがコロコロ変わってはいけません。
パスの練習や、パスの仕方を説明されたとき「相手が取りやすいようにパスをする」と、聞いたことがあるでしょう。
「相手の取りやすい場所や、相手の利き足にパスをする」と聞くこともあるはず。

相手が取りやすい場所や、扱いやすい場所(利き足等)に出すって、相手(ボールをもらう側)中心ですよね。(イ)

「パスは相手中心に出しましょう」と言いながら、「パスは自分中心(出す側中心)に出しましょう」と教える?
教わることがバラバラだと、学ぶ側は困る。

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パス練習等で聞く「相手への優しさ」は、どこに消えたのだろうか。
相手(もらう側)の都合を無視してもいいのなら、相手(もらう側)も出す側の都合を無視(もらう側の欲しいときに出せ等)してもいいはず。
あまり考えすぎると大変そうだから、ここらへんでこの話は止めよう。

理由(3)「シュートが上達せず強くなれない」
パスを出す瞬間の決め方は、2種類ある。
「出す側の都合で決める」
「もらう側の都合で決める」

パスを出すとき、どちらが簡単か?
簡単なのは、出す側の都合で決める方。

出す側の都合で決めて良いのなら、味方が動いても、出さなくていい。
出すのが難しければ、もう一度体勢を整えてパスをすればいい。
狙ったところにボールが行くはず。
しかし、体勢を整えている間に、相手チームの守備も整う。
すぐに出せば、味方が相手ゴールキーパーと一対一になれた場面でも、出す側がのんびりしていたら、オフサイドになってしまう。

蹴る側(出す側)の都合で決めて良いのは、フリーキックやコーナーキックのとき。
止まったボールを蹴るときには、問題ない。
試合が動いているときは、もらう側の都合で決めよう。

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パスを出すのは、勝つため。
勝つためには、シュートが必要だ。
シュートを決めるには、試合中のシュート練習が必要だ。
「実は、シュート練習は、シュートを撃たなくても出来る」
シュートを撃たないシュート練習は、上に書いてある。
そう、「もらう側の都合で決める」パス。

シュートが決まる理由を考えたことがあるだろうか。
「素晴らしいタイミングで、良い場所にボールが飛んでいくから」
最高の瞬間にシュートを撃てば、ゴールキーパーに向かって蹴っても点が取れます。
シュートで一番大切なのは、「いつ撃つか」。
では、「いつ撃つか?」
それは、相手チームの都合が悪いとき。
自分の体勢がいいときではありません。
相手チームの体勢が悪いとき。
相手キーパーが飛び出したときや、どちらかの足に体重をかけたとき等。
他にも、「集中力の息継ぎ」に撃つのも素晴らしい。

集中力の息継ぎについては前ブログの↓
シュートは「集中力の息継ぎ」のときに撃て(ボールと釣り針より)を。  

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相手の都合にあわせてシュートを撃ちます。
パスで使った言葉を使うと「シュートをもらう側の都合で撃つ」
シュートをもらうというのも変ですね。
ボールを蹴るときは、「相手にあわせて蹴る」と理解するといいでしょう。

シュートは相手(相手チーム)の都合(キーパーの体勢や守備のバランスが崩れたとき等)にあわせて撃つ。(ウ)

「キーパーの体勢でも」を「キーパーの体勢や」に修正。

パスも、相手(味方)の都合で出す。
相手にあわせるパスを続ければ、シュートも自然と上手くなります。

シュートに必要なものは、たった2つ。
「いつ撃つか」と「どこに撃つか」

相手の都合にあわせてパスを出せば、シュートに必要な「いつ撃つか」の練習になります。
これを続ければ、自然とシュート数が増えます。
なぜ、相手の都合にあわせるとシュートが増えるかというと、味方にパスが繋がりやすくなるから。

サッカーの試合で、味方が走るだろうと思って出したパスが繋がらない場面があります。
疲れて走れなくなる後半が多いでしょうか。
味方は疲れて走っていなかった。
ボールは誰もいないところを転がる。
そして、相手ボールに。

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パスをもらう側の都合で決めたとしたら、味方が走っていないのを確認して、パスを出さなかったでしょう。
そうなると、ボールを無駄に失うことが減り、試合中に「もったいない」といわれる場面が少なくなる。
パスをもらう側の都合で決めると、より多くのチャンスを生み出すことが出来ると思います。
チャンスが増えると、得点も増えてくる。

(ア)頼む側は、頼まれる側の都合にあわせることになる。
(イ)相手が取りやすい場所や、扱いやすい場所(利き足等)に出すって、相手(ボールをもらう側)中心ですよね。
(ウ)シュートは相手(相手チーム)の都合(キーパーの体勢や守備のバランスが崩れたとき等)にあわせて撃つ。

「キーパーの体勢でも」を「キーパーの体勢や」に修正。

理由の説明で出てきた(ア)~(ウ)も考えると、「パスをもらう側が主役」にした方が、より良い結果を生むと思います。

もらう側が主役になれば、もらう側の動きを見るようになる。
そうすれば、周りをよく見る癖が自然と付くはず。

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サッカーの攻撃で、一番守りにくいのは、即興で行われる攻撃ではないでしょうか。
味方の位置にあわせて攻撃を変化させると、守る側は大変です。
日本代表がブラジル代表と戦ったとき、ブラジル代表のパスは、もらう側が主役に感じられました。
もらう側が主役だから、数人でシュートまで持っていける。

出す側は、もらう側の動きにあわせてパスを出す。
味方の考えが分からなくても、味方のいる場所は初心者でも分かりますからね。
ブラジル代表の攻撃をとめるのが大変なのは、もらう側が主役だからでしょうか。

「もらう側が主役だらか」を「もらう側が主役だから」に修正。

もらう側が主役になると、もらう側の位置が考えを表すことになります。
もらう側の位置は、常に示されている。
パスを出すときは、味方の位置に出せばいい。

もし、パスを出す側が主役になったとしたら、とても大変だ。
パスを出す側の考えは、ボールの飛んでいく場所で示されるからだ。
ボールが出ないと、出す側の考えが分からない。
ボールを一度飛ばしたら、誰かが触らない限り、方向を変えることは不可能だ。
チャンスを作り続けるのは、大変だろう。

もらう側の考えが、常に分かる「もらう側が主役」
出す側の考えが、一回だけしか分からない「出す側が主役」
どちらがいいだろうか。

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「もらう側が主役」が特に素晴らしいのは、味方と一緒に攻撃方法を考えることが出来るところ。
自分の位置からは気付けない相手の弱点を、味方が身体を使って静かに教えてくれますからね。
自分の代わりに、味方が考えてくれるところも魅力です。

「自分の位置からは気付かない」を「自分の位置からは気付けない」に修正。

私は、味方と目があったら、その人に出します。
サッカーを始めて数ヶ月のころ、止まっていた味方のFWと目が合う。
目が合うと、味方FWが走り出して、私は味方の足元にパスを出す。
FWの足にボールが当たってしまいましたが、初心者からのパスでも良い攻撃になりました。
味方と目が合ったのは数回でしたが、目が合った人にパスを出すと、良い攻撃になりました。
目が合うのは、結構凄いですよね。
目が合った人と、考えを共有しているようで、自分も凄くなった気がします。
レベルが上がると、もっと上の共有を味わえるのでしょうね。
日本代表の一人として、攻撃のイメージを共有できたら、最高でしょうね。

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自分の体験も含めて、常に味方の考えを知ることが出来る「もらう側が主役」がいいと思います。
「もらう側が主役」と「出す側が主役」、どちらがいいと思いますか?

もし、「もらう側が主役」になれば、パスの失敗が無くなるかもしれない。
「ロングパスの精度が悪い」
「パスが弱すぎた、後ろすぎた」
「ラストパスの精度が悪い」
「攻撃のイメージを共有できていなかった(パスが来るのを感じていなかった等)」

失敗の原因が「パスの強さ、精度、イメージの共有~」といわれていたものが、同じことに変わります。
「味方の都合を考えていない(周りが見えていない)から」
「もらう側が主役」なら、もらう側の様子を良く見る。
味方がまだ元気に走れるか。
もし、疲れているなら、チーム全体でゆっくりパスを回し、回復する時間にする。
良く聞く「緩急(メリハリ)をつけた攻撃を」ってことですね。

「なぜ自分にパスを出さなかった!」
この言葉は、「もらう側が主役」じゃないと生まれないのかもしれません。
チーム全体で、特定の選手にボールを集める?
これは、ちょっと違うでしょう。
チーム全体が、特定の選手を頼る。
この頼られる選手が、エースストライカー。
ストライカーという言葉は、日本人のためにあるようなものです。
FWは、日本人に最も向いているポジション。

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パスをもらう側が主役になると、シュートを頼まれるのも、頼むのも楽しくなります。
高校のとき、初めて会った人達(隣のクラス)に混ざってバスケットをした。
パスが来たからシュートを撃つ。
右手はそえるだけ。
シュートが入ると、パスが来る。
また入れる。
一度決めると、どんどんパスが来る。
帰宅部の私でも、頼られる。
一度頼られると、自信が付きます。
それが、サッカーでも役立った。
ストライカーは頼られることで生まれる。

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カテゴリ スポーツ(サッカー等)

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